東京に行ってきました。
 
 
行く三時間くらい前まで
 
 
行こうかどうか迷ってた。
 
 
親に助けてもらわないと、行くこともできなかったから。
 
 
だから母親は行かなくてもいい、といって怒りました。
 
 
でも、行きたいといった私に母は、
  

「お父さんに電話しなさい」と言いました。
 
 
電話したとき父は、飲んでて、舌もまわってて、なんて言ったのかはよくわからなかったけど、
  

「行っていい」と言ってくれました。
 
 
それから急いで用意をして、バスのチケットを買って、
 
 
一人でバスに乗って出発しました。
  

夜中の12時半に
 
 
一通のメールが入りました。
 
 
父からでした。
 
 

タイトル*頑張れよ

そこそこでいい。
ゆっくり面接をどうどうを受けてください。
 
 
 
 
 
見た瞬間、涙が止まらなくなりました。
 
 
頑張ってきなさいとか
東京まで行って落ちたら何にもならないとか
 
 
母に言われてプレッシャーが重かったから
 

そこそこでいい。って言葉に父のアイを、不器用でぶっきらぼうで、言葉が少ないちちのアイをあったかさをいっぱい感じれました。
 
 
大阪に帰ってきて、
 

母が話してくれました。
 
 
その日11時ごろ帰ってきた父は、そのたった三行のメールを考えるのに1時間くらいかかったそうです。 
 
 
内容はうちら二人のひみつです。
 
 
大阪に帰ってきて、
 
 
母は色々聞いてきたけど、父は何も聞いてきませんでした。
 
 
私は父のこと今まで大嫌いで、話も全然したくなくて避けてました。 
 
 
22年間で、初めて、父のことが少し分かったような気がします。
 
 
父のことが少し、好きになりました。
 
 
ありがとう。
 
 

 

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