小田和正のモンパチ。

携帯を持ってないとき
　
　
そんなに人と電話しなかった。
　
　
それは私が小さかったからかもしれない。
　
　
高校になってベルを持つ子が出てきた。
　
　
最初はそんなのいらないよって思ったけど、
　
　
クラスのみんなが持ち出したら
　
　
なんか淋しくて、　

　
親に買ってもらった。
　
　
10円で打てるようにとか
　
　
早やうちとかいって
　
　
いっぱいテレカを使ってた。
　
　
毎日、毎日。
　
　
高校卒業する頃、
　
　
携帯を持つようになった。
　
　
自然と。
　
　
その頃から誰かにメールして
　
　
誰かに電話するのが
　
　
当たり前の日常になってた。
　
　
メールがこないと
　
　
なぜだかものすごく淋しくて
　
　
誰かから電話がならないと
　
　
自分の存在価値はないんかな
　
　
とかまで思ってしまうようになった。
　
　
メールがないと
　
　
携帯ならないと
　
　
なんかダメなように思ってた。
　
　
んでちょくちょく携帯を見る癖がついた。
　
　
それは今でも。
　
　
携帯を家に忘れるとすごい不安になるし。
　
　
依存症やったと思う。
　
　
でもいつしか別に、いいやんって思うようになった。
　

大人になったのか
　
　
ひとりの時間が好きになったのか。
　
　
っていっても昔から、一人が結構好きだった。
　

大学の授業かって周りは一緒のゼミに行ったけど
　
　
自分は好きなゼミのとこに行った。
　
　
でも、そこで新しい友達できるし、全く後悔してない。
　
　
一人でご飯たべるのも
　

一人で買い物するのも
　

家で一人で遊ぶのも
　
　
嫌じゃない。結構好きだったりする。
　
　
だから、


メールがこないのが寂しい思う反面
　
　
メールを返すのが面倒くさいと思ったり
　
　
電話にとるのがいややなぁって思ったり


してたのも事実。
　
　
むっちゃわがまま。
　
　
自分は出さないのに
　

相手からは出して欲しいなんて。
　
　
携帯持つようになって
　
　
もうイッコあるのが
　
　
親に嘘をつくようになった。
　

いっぱい。
　
　
誰といるとか
　

今日は泊まって帰るとか
　
　
今、どこにいるとか
　
　
いっぱい嘘つけるようになった。
　
　
とりあえず携帯で家にかけて
　

今日帰られへんからゆかりちゃん家泊まるわ
　
　
って言ってきる。
　

罪悪感なんて感じなくなった。
　
　
便利なものだ。
　
　
ほんとに。
　
　
でも、恐い部分もある。
　
　
そこに自分がいるから。
　

分身みたいなものやから。
　
　
メール見たら何してるかわかるし
　
　
落としたらとんでもない。
　
　　
持ってないと不安になる。
　
　
昔付き合ってた人が
　
　
私がお風呂場で着替えてるときに
　
　
こそ〜って部屋のぞいたら
　
　
私の携帯全部チェックしてた。
　

何にも隠してないし、
　
　
普段から、私の携帯見てたから別にいいけど。
　
　
何だかな〜。って思った。

　
携帯があるから
　

好きな人と簡単に連絡できるようになったけど
　
　
携帯があるから
　
　
メル友とかいって遊ぶようにもなったよに思う。
　
　
いいのか悪いのかわかんない。
　
　
でもって何がいいたいのかもwかんなくなった。